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お知らせ
「ソラミルメ」における一元管理機能について、特許を取得しました

このたび、弊社が提供する太陽光発電所の発電量最大化をサポートするDXツール「ソラミルメ」における一元管理機能について、特許を取得したことをお知らせいたします。
本特許は、複数メーカーの遠隔監視システムを一つのプラットフォーム上で統合的に管理し、実際の発電量と気象条件に基づく期待発電量を同一グラフ上で可視化する技術に関するものです。これにより、発電事業者は、メーカーや機器の違いに左右されず、すべての発電所を共通の基準で管理・分析できるようになります。
特許の概要
特許番号:特許第7766363号
登録日:令和7年10月30日
特許権者:株式会社エンブルー
本特許技術は、複数メーカーの遠隔監視システムを統合的に管理するだけでなく、発電所ごとに「実際の発電量/単位時間」と「期待値(予測発電量)/単位時間」を同一グラフ上に表示し、発電量と期待値の乖離を一目で比較できるアルゴリズムと表示方式に関するものです。
これまで、発電実績と期待値を別グラフで見るケースやアナログ的判断に頼る事業者も多くありましたが、当技術により、瞬時に両者を比較・分析することが可能になりました。
発電量:発電所が実際に発電したデータ ※ 期待値:気象条件などをもとに理論的に算出される予測発電量
本発明による主な効果と意義
- 異常検知の精度向上
発電量が期待値から著しく乖離した際、すみやかにアラートを生成できるため、劣化や機器故障の早期発見に寄与します。 - 運用改善の定量化
設備補修・洗浄・パラメータ最適化などの施策が、期待値とのギャップをどう変えるかを可視的に追えるため、施策の効果検証に役立ちます。 - 意思決定の迅速化
経験や勘に頼らず、データドリブンな判断が可能となり、運用体制や改善施策の推進力を高めます。 - 他社との差別化強化
多様な監視システムを束ね、期待値との比較表示を備えたプラットフォームは業界内でも稀少であり、技術的優位性を裏付ける資産となります。
「ソラミルメ」について
「ソラミルメ」は、複数メーカーの遠隔監視システムの一元管理、リアルタイムグラフ表示、異常アラート、運用報告書生成、など、太陽光発電所運営に不可欠な機能を網羅したクラウド型プラットフォームです。
発電所の状態を「見える化」するだけでなく、発電効率を“改善できる”ツールとしてご活用いただけるよう設計しております。
当社は、今後も発電事業者の運用効率化と収益最大化を支える革新的機能を積極的に開発してまいります。本特許技術の実装はその第一歩であり、次世代の発電所管理プラットフォームの基盤を築くものと自負しております。
引き続き、発電所の健全性維持、異常予兆把握、運用改善の支援を通じて、太陽光発電の持続可能な普及と事業価値の最大化に貢献してまいります。
本件に関するお問い合わせや取材のご希望は、下記までご連絡ください。