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Farming Solar Power Generation

営農型太陽光発電

営農型太陽光発電とは

営農型太陽光発電とは農地に支柱を立てて上部に太陽光発電設備を設置し、その下で適切に農業を行う仕組みです。農業と発電を同時に行えることにより、収入の増加だけでなく、不作や市場価格に左右され不安定になりがちな農家に安定収入をもたらすことで、農業離れの減少につながると期待されています。

農地を活用した太陽光発電には、「営農型」と「農地転用型」の2種類がありますが、「農地転用型」は耕作放棄地を含む農地を宅地に転用し、太陽光パネルを設置する方法です。営農の継続を目的とせず太陽光パネルを土地全体に設置します。「営農型」では完全な転用ではなく、農業を継続しながら太陽光発電を行う方法です。一つの土地で農地収入と売電収入を得ること可能となり、電力の自家消費もできるため、農業と両立ができるシステムです。

営農型太陽光発電所の可能性

営農型太陽光発電とは、農地を守りながら農業収入を得ることに加え、農地の上部で発電した電気も電力会社に売ることで売電収入を得るといった、新しい農業の形です。太陽光パネルを一定の間隔を空けて設置することで、作物に必要な日射を確保し、営農への影響を極力小さくしながら、 1つの土地で農業と発電事業を両立が可能。また、山林などの大規模開発を伴わずに太陽光発電を導入できる点でも、国内農業の課題解決の選択肢の1つとして期待されています。環境負荷をかけずに太陽光発電の導入を増やす上でも営農方太陽光発電は避けて通ることができない可能性を秘めてます。

営農型太陽光発電のポテンシャル 53.8%(耕地 770.6GW 52.6 / 荒廃農地(再生利用可能)17.5GW 1.2%) 土地系:1,009.8GW 68.9% 建物系:455.2GW 31.1% 荒廃農地(再生利用困難)212.9GW 14.5%
出典:株式会社三菱総合研究所
(https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20241204.html)

営農型太陽光の持つ社会的意義

営農型太陽光は、農業と再生可能エネルギーの両立を目指した取り組みであり、地域社会における重要な役割を果たします。この仕組みでは、農地での作物栽培と太陽光発電を同時に行うことで、「食とエネルギーの地産地消」を実現し、地域の自立性を高めます。さらに、地元の農業従事者や自治体、エネルギー事業者との「地域連携」を強化することで、地域の経済活性化にもつながります。これにより、持続可能な農業とエネルギー利用が推進され、「持続可能な社会の実現」に貢献します。営農型太陽光は、環境負荷を抑えつつ、食料とエネルギーを安定的に供給する未来志向のモデルです。

国内農業の課題

  • 農家の
    高齢化・減少

  • 農家の
    後継者不足

  • 耕作放棄地の
    増加

  • 農地の
    減少

  • 農家の
    収入減少

  • 食料自給率の
    低さ

    1965年 73%→2023年 38%

営農型太陽光発電による
課題解決の可能性

様々な社会的利益の獲得

  • 安定した売電収入による収入の増加
  • 収入の増加による農家・後継者の確保
  • 事業化による農地保全、耕作放棄の解消
  • これらによる食料自給率の維持、増加

国策とも合致

  • 農水省も導入を推奨・支援
  • 令和元年6月に閣議決定された成長戦略フォローアップにも位置づけられ全国的な展開を後押し

エンブルーの取り組み

エンブルーは、営農型太陽光発電に注力し、持続可能な社会の実現を目指しています。「つなぐファーム」に主要株主として出資し、その普及を積極的に推進しています。また、千葉エコ・エネルギー株式会社ともグループの一員として、営農型太陽光発電の第一人者である千葉エコ・エネルギー株式会社と連携し、農業とエネルギーの新たな可能性を切り拓いています。地域とともに成長し、未来志向のエネルギーソリューションを提供していきます。

エンブルーの事業領域